第160回 2007/10/29
10月も末だというのに、台風がやって来ました。風が凄かったですが、私には、そんなの関係ねぇ、でした。部屋でずっと本読んだりインターネットしたりしていましたから。柴田哲孝さんの『下山事件 最後の証言 完全版』(祥伝社文庫)という本が面白くて、夢中で読みました。柴田さんのお祖父さんの23回忌法要の時のこと、大叔母さんが下山事件(国鉄初代総裁の下山定則さんが突然失踪して、轢死体で発見された事件)について「兄さんがやったかもしれない」と言い出したことから、調べていくと、親族やお祖父さんの知人などが関係していたらしい証拠が次々と出てきて、終戦直後の裏面史が明らかになっていくんです。ドキュメンタリーというよりも、ミステリーとして楽しめました。ご興味の向きは、ぜひどうぞ! 読書振興に励むスマイリー井原でございます。

先週は、東京の東、曳舟文化センターで「花形演芸会」というイベントに出演いたしました。向島青色申告会さんの主催で、講談の神田きらりさん、指揮者形態模写の好田タクトさんとご一緒です。

演奏曲
1:女へん
2:モツ焼小唄
3:女の一夜干し
4:風に揺れている
5:霧雨の北沢緑道
アンコール
6:涙腺歌



紅一点きらりさんの花のある高座、明るく華やかなタクトさんのステージ、ときて、最後に何の花もないおやぢでございます。「花形演芸会」のトリとして、これで良いのか!?  お客様は、地元のお年寄りが多かったのですが、ペーソスご常連のお顔もちらほら見えて、心強かったです。わざわざお越し頂きまして、ありがとうございました。これからも、よろしくお願い申し上げます。

さて、今週末は、高田馬場のエンターティメント・ライブ・レストラン「トリックスター」さんに出演いたします。スエイさんも参加予定です。JR、東西線、西武新宿線の各駅からすぐの好立地ですので、ぜひお運びください。

それでは、秋の夜長を読書で楽しみながら、有意義に過ごして参りましょう!