第73回 2006/01/10
い毎日ですが、皆様、元気にお過ごしですか? 家の窓から外を眺めておりますと、寒空の下、小鳥たちが元気にさえずり飛んでいます。家の裏手にある柿の木に、実がまだいくつか残っているのですが、それを啄みに来るのです。雀や鶯などに混じって、黒と白とグレーの、地味ながら美しい小鳥がおりました。シジュウカラです。健気に、力強く生きているようでした。シジュウカラ……四十から! これは、果たして瑞兆ではあるまいか!? 小鳥に励まされてやる気を出す大厄の男・スマイリー井原でございます。

 1/7(土)、十条の「カフェスペース101」さんで、2006年最初のライブをさせていただきました。ジャズドラマー堂本憙告さんとご一緒です。始めに、堂本さんとお仲間による、和太鼓とドラムスの協奏がございました。東京農大の美しい女学生さんお二人が、楽しそうに、元気よく、見事な演奏を披露してくださったのが印象的でした。太鼓の激しい音にお客様方の鼓動も同期して、一気に高まった興奮を、あっという間にクールダウンさせてしまうのが、ペーソスの凄いところ。さっきまでの盛り上がりは何だったのか、と思うくらい、ペーソス登場で即座に、物悲しい加齢臭が会場を包み込み、いつものユル〜いノリになってしまったのでした。ご来場頂きましたお客様方、新年早々、辛気くさい歌ばかりでしたが、ご声援頂き、ありがとうございました。

演奏曲
1:甘えたい
2:おやぢいらんかえ〜
3:公演の風景
4:風に揺れている
5:恋人生
6:独り
7:豆大福
8:血サラサラ
9:揺れる二の腕よ ※堂本憙告さん助演
10:女へん ※
11:涙腺歌 ※
12:霧雨の北沢緑道 ※

 堂本さんとは初対面で、本番前に軽く1回さらっただけで本番に叩いて頂いたのですが、さすが一流ミュージシャン! すぐにそれぞれの曲のツボを押さえて、陰気なおやぢどもを華やかにフォローしてくださいました。堂本憙告さん、和太鼓の皆さん、公演をプロデュースしてくださったTさん、ありがとうございました。

 1/9(月・祝)は、高田文夫先生のラジオに呼んで頂き、午前中からニッポン放送へ出かけました。おなじみ「ラジオビバリー昼ズ」出演です。今回は、12時台をほとんど丸々使わせて頂いて、たっぷりのトークと3曲生演奏という大露出です。成人の日特集ということで、大人→おやぢ→ペーソスという連想で出演が決まった、のかと思いきや、何のことはない、こういう日は式典が各地であって売れっ子の方々は営業で忙しいので、安全策で呼べばすぐ来るペーソスにしておこうということだったのでした。のっけから、『おやぢいらんかえ〜』『公演の風景』の2曲を生で演奏し、高田先生からの「成人式で浮かれている若いモンたちに冷水をぶっかけてやってくれ」というご依頼に、的確にお応えいたしました。トークでは、「今年の抱負」というお題に、島本さんが「温泉に行きたい」という寝ぼけた返事。それは、タレントとしての抱負ではなく、庶民としての小さな希望じゃないですか! 岩田さんは、「ラジオ番組を持ちたい」という前向きな抱負を語りましたが、私がまたしても「結婚したい」などという個人的な願望を述べ、さらに冷水をかけてしまいました。この寒空に、水垢離ですよ。ラジオをお聞きの皆様、申し訳ございませんでした。休日の午後を、すっかり冷やしてしまいました。高田先生は、「期待通り、やらかしてくれたねぇ!」と嬉んでくださいましたが。

 さて、今週は、「LIVEinfo」でご案内している通り、売れっ子落語家・柳家喬太郎師匠の独演会にゲスト出演させて頂きます。落語通のお客様にも認めて頂けるよう、頑張りますよ!

 さらに、14日(土)24:30から、東京MXテレビ(UHFアナログ14ch地上波デジタル9ch)の「Indies A-GO-GO」という音楽番組にゲスト出演いたします。「好色人種」さんとい
うバンドの美人ボーカルお二人を相手に、絡みづらさ丸出しのおやぢトークを繰り広げましたので、良かったらご覧ください。生演奏もたっぷりありますよ。

 それでは、今週も、寒さを吹っ飛ばして大空へ羽ばたきましょう!