第30回 2005/03/14
海の海岸散歩ぉするぅ、寛一ぃお宮のぉ二人ぃぃ連れぇチャカチャンチャン。お宮の松を横目に見ながら、足早にその場を立ち去る、スーツにスニーカーの三人連れ。一敗地にまみれたペーソス、専属司会のスマイリー井原でございます。

「ラジオを聞いて気に入った」という方からお申し出があって、その方の会社の慰安旅行に余興で呼んで頂きまして、熱海へ行って参りました。熱海後楽園ホテルの大広間で、100人以上の大宴会で、舞台は立派でしたが、ペーソスの歌はちょっと哀愁を帯びすぎていて、きれいさっぱりウケませんでした。若い女性の中には、熱心に聞いてくださる方々もいらっしゃったのですが、肝心の中高年層にはほとんど振り向いて頂けませんでした。

 せっかくの慰安旅行で、温泉浴びてゆったりして、お酒がちょいと入ってほろ酔い、ってところで『ああ連帯保証人』とか『甘えたい』とか『風に揺れている』とか、一番忘れたい日常をお聞かせしてはいけなかったようです。宴会の席を盛り上げるには、『マツケンサンバ』みたいな、屈託のない曲が必要です。ペーソスの場合、かろうじて盛り上がる曲は『霧雨の北沢緑道』くらいですからねぇ。

 せっかく呼んで頂いたのに、座を盛り上げることが出来ませんで、大変申し訳ございませんでした。今月今夜のこの月を、お客様の笑顔で輝かせられるよう、もういっぺん、勉強し直します。

 今週末、19日(土)は、下北沢KOMPALでの定期ライブです。波田陽区特別賞トロフィーが展示されておりますので、ぜひご来店ください。

 また、21日(月・祝)は、麻布十番でお笑いの方々と共演いたします。昼間ですから、お気軽にお越しください。

 それでは、今週も、お先に勉強させて頂きます!
今月今夜のこの月を



熱海の夜に再起を誓う