第23回 | 2005/01/24 |
寒いですねぇ。ここのところ、関東地方は、とても寒いです。皆様、お元気でお過ごしですか? ペーソス専属司会・スマイリー井原でございます。 先週末はペーソス活動がなかったので、土曜日、下北沢のギャラリー「LA CAMERA」へ、ペーソスの大親友・山田勇男監督の新作映画を拝見しに行きました。 自分の影法師をモチーフにした12分の作品『かげろふ』と、オーバーハウゼン映画祭招待の滞在記録をコラージュした30分の『独逸日録』とで1プログラム、劇団「少年王者館」の夕沈さんを撮った15分の『コバルトガラス』と、海外(おそらく秋に招待されたスウェーデン)での映像をコラージュした30分の『郷愁』でもう1プログラムの、合計4作品でした。どれもBGMだけの無声映画で、ストーリーもなく、ただひたすら映像に浸るのみの作品ですが、ちっとも退屈させないのは、さすが! 世界の短編映画祭に日本を代表して招待される大家の作品なのですから、当たり前ですけど。見ていると、だんだん感覚が麻痺していって、「見ている」という主観を喪失する感じなんですよね。気持ちが緩やかに溶けていって、見ている私と作品の区別が付かないような感じになるんです。ゆったりとした環境で、ピンクフロイドの『原子心母』や『狂気』を聴いていると、同じような感覚になることがあるんですが、これって、いけないクスリの効果みたいな感じなんでしょうか? 上映終了後、会場を簡単に片づけて、来場者みんなで、その場で車座になって酒盛りをしました。ペーソスにとっての山田監督は、島本さんの銭湯仲間にして居酒屋友達、いつも島本さんが笑い話のネタにしている方なのですが、この日は、すごく二枚目に見えました。一流の表現者って、カッコイイですよ。私も、そうなれるように頑張りたいと思います。 今週も、ペーソス活動はございません。週末は、仕事の仲間たちと台湾へ行くことになっています。楽しみだな! では、今週も、頑張りましょう! |
山田さんの映画はトぶクスリ | |||