春一番から5カ月ぶりに、大阪へ行ってまいりました。大阪といえば、「コテコテ」でございます。コテコテって、何ざんしょ? 手元の辞書を調べてみると……。

 <こてこて>数量・分量が度を超えていて、雑然としたり、くどかったりするさま(三省堂「大辞林」より)

 料理の味付けはあっさりしていると言われる関西ですが、人や街はこってりしているのでございます。度が過ぎるほどに。私、ラーメンは、あっさりよりも超こってりを選択するタイプなので、大阪が大好きです。 元気良く出発!……と思ったら、ペーソスの二人は、いつも通りのローテンションでございます。泰然自若としているのか、ただ覇気がないのか? ま、いつものことだから、気にせず行きましょう。

号外2009/11/09

YouTubeペーソスチャンネル

ペーソスミニアルバム『ペーソス イッテコイショー』 

ライブ会場のみで絶賛手売り中!!


ブログ-ペーソス速報-

移動中や楽屋裏のおやぢ達をスマイリー井原がリアルタイムでレポート!

10月16日(金)

 ペーソス+私+マネージャーのguts、4人組は、東京駅から昼過ぎの新幹線のぞみに乗って、新大阪駅へ着いたのは3時少し前。ゆるやかにホームへ滑り込んでいくのぞみの車窓から見えたのは、人なつこい笑顔。今回のツアーを企画してくださった、あべのぼるさんが、自らホームまで出迎えに来てくださったのです。「よう来たなぁ。車を用意してるから」と、案内されて高架下の路上へ。「おぉい、こっちやで〜!」とあべさんが手を挙げて呼んだワゴン車を運転しているのは、福岡風太さんではありませんか! 「風太はな、高田渡さんが亡くなったときに禁酒したから、運転手に最適やで。呑まへんから、夜中まで運転させられるしな」とあべさん。春一番コンサートの二枚看板、大阪ミュージックシーンのドン二人が、ペーソスごときを手厚く歓迎でございます。いきなりのコテコテや〜!


ワゴン車でペーソス一行が運ばれた先は、西成区玉出の「茶房ピエロ」さん。今夜のライブ会場です。上田正樹とサウス・トゥ・サウス、憂歌団、ディランII、大物ミュージシャンの皆さんが、若き日にたまり場としていた伝説的なお店でございます。夜のライブへ向けて営業を停止して準備中の店内では、既にGREENSの岩井さんと、音響の足立さんが、セッティング作業をしており、そこへ風太さんも加わって、飄々と働き始めました。「とりあえず、そこら座っとき」と言われて、ぼーっとタバコを一服する島本さん。岩田さんは、いつの間にか散歩へ出かけて、たこ焼きを買って帰ってきました。美味しいんだなぁ、コレが。「目に付いた店で買おうとしたら、大栗さんが『ここよりあっちの店の方が美味しい』って教えてくれたんだよ」と岩田さん。大栗さんは、古くからペーソスに協力してくださっている、島本さんのライター仲間です。近所にお住まいで、ピエロさんの常連なので、この店でライブをしたらいいと口添えしてくださったのでした。その責任感から、この日はペーソスのアテンドを買って出てくれました。

セッティングが出来て、音のチェックを終えると、お店から食事が出て、これまたウマウマ、と和んでいると、ご店主が、「控え室が無いので、ウチを使ぉてください」と、すぐ近所のご自宅へ案内してくださいました。玉出のあたりは、空襲を受けなかったので、古い町並みが良く保存されているそうです。ご店主のお住まいは、昔懐かしい路地の二階家で、奥様が亡くなって、今では一人暮らしなのだそうです。「私は、この家で、産婆で生まれましたんや」とご店主。築何年? 見た目にはそんなに古く感じないのですが、ひょっとして、戦前からここに建っているのかもしれません。「ご近所に、桂文枝師匠が住んでらして、ウチの店にも毎晩のようにお見えだったんです」とのこと。確かに、噺家さんのお住まいにぴったりの風情です。落語好きの私は、嬉しくなりました。


畳敷きの居間に上がると、お仏壇と家具調テレビが鎮座しております。懐かしいなぁ、家具調テレビ。木目の足つき、さすがにチャンネルはボタン式ですが、「リモコンがのぉなってもうてね。押しにいかなアカンのですわ。これなら、そこらに捨ててあるモンのほうが、よっぽど新しいって、人に言われますんや」いやいや、こうした風情のあるお家には、液晶やプラズマは似合いまへん。お仏壇とも、見事に調和しています。

「そんなら、本番前に迎えに来させますから、ゆっくりしててください」と、お茶を入れてくださってご主人はお店へお戻りになり、すると、すかさず島本さんが「オレ、銭湯行ってくる」と出かけてしまいました。銭湯マニアのお湯ダルマ、玉出に到着するなりお風呂屋さんの場所をリサーチしていたのです。ぼーっとしていると見せかけて、こういうことには素早いんだなぁ。


島本さんがいなくなると、今度は岩田さんが「うどん食べたいな。大阪へ来たからには、うどんだよ、うどん」と言い出しました。さっき、おにぎり2個も食べたやん! 

その少し前に、たこ焼きもさんざん食べてたやん! 大栗さんが、「ウチの隣に最近出来たうどん屋が、美味しいんですよ」と火に油を注ぎ、岩田さんのうどん熱は最高潮に達して、早足で玄関へ出ていきます。「いいっすねぇ! 行きましょう行きましょう」と、それに追随するアホのマネージャーguts。岩田さんは「スマイリーも行こうよ」と言うんですが、お腹減ってないし、なにより、鍵を預かっているわけじゃないから、誰かが留守番をしなければなりません。かくて、私は、初対面の人のお宅に「独り」となってしまいました。


 ともかく、お仏壇へお線香を上げて、チンチーンとお鈴を鳴らして心の中で呟きます。「不思議なご縁で、お留守番させていただいております、私、東京から参りましたスマイリー井原と申しまして、ペーソスという歌謡デュオの司会を務めます……」あぁ、寂しい。寂しいというよりも、なんか怖い。古い家、畳の居間、家具調テレビとお仏壇、お線香の香り漂う秋の宵。咳をしても一人。


 数十分後、島本さんが「さっぱりしたよ」と帰ってきましたが、顔は少しもさっぱりしておりません。腰が痛いらしく、マジックテープで止める腹巻きのようなギプスをしています。大丈夫?

 さらに十数分後、岩田さんたちが帰ってきました。「すごく美味しかったよ。スマイリーも来れば良かったのに、バカだなぁ」あぁ、幸せな人。二杯も食べたらしく、「腹が苦しい」と呻っています。マネージャーgutsも、「食い過ぎた〜!」とぐったり。これから本番なんですけど……。

 開演時間が近づくと、あべさんと大栗さんが鍵を持って迎えに来ました。しっかり戸締まりして出かけ、お店の前でしばし待機。店内の様子を伺うと、お客様があふれております。風太さんのGoサインが出て入場すると、大きな拍手で迎えられました。こうなると、俄然、やる気が出るペーソスです。見た目にはわかりませんが、内なる闘志が燃えております。奇妙な燃焼の仕方をするので、妖しい光を放ちます。今夜は良いライブになりそうですぞ。

10月17日(土)

 今日は京都でナオユキさんと共闘でおます。「ほな、明日は2時にホテルのロビー集合や。

風太の車で京都へ行くで!」前夜のあべさんの指示により、半日フリーとなったので、私は一足先に電車で京都へ行って、観光することにいたしました。実は、前から決めていたのです。東山の青蓮院さんで、創建千年にして初めて、青不動尊の掛け軸が一般公開されているので、ぜひ観たいと思っていたのでした。一応、ペーソスの二人も誘ったんですが、「面倒くさい」というにべもない返事。仕方がないので、またもや「独り」で、お京阪に乗って京都へ先乗りいたしました。


三条駅で降りて、青蓮院まで徒歩十分くらい。拝観券を購うと、大開帳記念のお守りが貰えます。以前に来たときは静かなお寺だと思ったんですが、今回はさすがに拝観者が多くて、にぎわっていました。青不動明王の画像は、薄暗いところに掛けてあって、ぶっちゃけ、良く見えまへん。ま、ここに居合わせたということが、大切なのです。千年間、門跡寺院でやんごとなき人々の目にしかふれたことのなかった不動尊が、板東からはるばる登ってきた町人風情の目の前に在る。すかさず、国家安康、世界平和、そして、ペーソスが売れますようにとお祈りいたしました。

 ペーソス一行が到着する予定時間は3時なので、まだまだ時間があります。八坂さんの近くで卵とじ蕎麦を食べて、建仁寺さんで海北友松の雲龍図襖絵を観て、六波羅密寺さんまで下がって大好きな空也上人像を観て……完全に観光客です。さて、次はどこへ行こうかな……じゃなくて、ライブですがな。たぶんこっちの方だろうと、鴨川を渡って西へ歩いていくとドンピシャリ、今夜の会場「磔磔」の前へ、導かれるようにたどり着いたのでした。


 ほどなくして、福岡風太さん運転のワゴン車が到着し、お店の前の駐車場に頭からつっこんで、コンクリート壁にガツンとぶち当たって停車しました。GREENSの岩井さんが、「アメリカンな止め方やなぁ〜」と声を上げると、降りてきた風太さん「せやろ? これ、アメ車やねん」。確かに、フォードのワゴンやけれども……。

 

磔磔は、京都のライブハウスでも、名門中の名門です。酒倉を利用した古い建物で、壁中に、これまでに開催された大物ミュージシャンの公演看板が貼ってあります。大物も大物、オーティス・ラッシュやら、ジョン・リー・フッカーやら、ブルースの神々までもが来臨し、演奏してきた舞台なのです。エエのかな、ペーソスが上がって?

 共演のナオユキさんが到着し、着々と準備が進んで、さて、お客様の様子は……アカン! スカスカや〜。今年の春一番の後、伏見のライブ前後にお宅へ泊めてくださって、一家で大歓待をしてくださった、山科の通称「伝説のおっさん」が駆けつけてくださいました。「今回もウチに泊まってくれたらよかったのに、寂しいわぁ」って、ありがたいなぁ。「どうしてこんなに、みんな親切にしてくれるんだろう。親戚でもないのに」by岩田次男。

 開演前、あべさんが楽屋へ来て「ペーソス、向かうところ客無しやで!」と大笑い。ある意味、磔磔の歴史に名を刻んでしまったかもしれません。あべのぼる&福岡風太プロデュースで、しかも名門「磔磔」で、お客様が13名様。ひょっとして、ペーソス最後の晩餐でしょうか?

演奏曲


第1部

1)おやぢいらんかえ〜

2)モツ焼小唄

3)風に揺れている

4)女々しい男の子守歌

5)女へん

6)ヘーケイ物語

お客様は、お店のご常連が大半で、初めてペーソスをご覧になったことと思いますが、すぐに妖しい光へ馴染んでくださって、大変盛り上がりました。エエなぁ、大阪! 


 終演後、宿泊先の東梅田へ、風太さん運転の車で送っていただき、明日に備えて即座に就寝……するわけがございません。近所のお店で、初日から打ち上げ呑みです。ノリノリのあべさんはもちろん、風太さんも、お酒を呑まないのに深夜までお付き合いくださいました。初日から、コテコテな夜やったなぁ。



第2部

1)独り

2)空飛ぶ領収書

3)弱った犬

4)女の一夜干し

5)駄目になりそう

6)イッテコイ節

7)涙腺歌

8)疲れる数え歌

9)霧雨の北沢緑道

アンコール

10)血サラサラ

演奏曲

第1部

1)甘えたい

2)空飛ぶ領収書

3)モツ焼小唄

4)わたしズルいんです

5)モトスリ横町

6)公演の風景


ナオユキさん on ステージ


第2部

1)ワーキング・プア

2)ああ連帯保証人

3)豆大福

4)女へん

5)女の一夜干し

6)疲れる数え歌

7)女々しい男の子守歌

8)涙腺歌

9)イッテコイ節

アンコール

10)霧雨の北沢緑道 ※ナオユキさん参加

10月18日(日)

 ホテルに連泊すると、乾燥した室内で寝苦しく、しかも、したたか呑んで寝るので、眠りが浅くなって、疲れが取れにくいのです。おやぢには、わずか2泊で肉体的なピンチが訪れます。


島本さんは、部屋にオバケが出ると言って、ライトを全部付けて、TVも付けっぱなしで寝ているようです。今更、何でオバケが怖いのか知りませんが、早くも疲労困憊でございます。ただでさえ、腰が悪くてギプスなのに、大丈夫なのだろうか?

 この日のライブ会場は、ホテルから徒歩5分くらいの「Umeda Akaso」なので、集合予定は3時ちょい前で宜しい感じ。散歩でもしようと思って部屋を出ると、アホのマネージャーgutsと廊下で行き会い、一緒に曾根崎あたりをぶらぶらして、ケータイでペーソスの二人を呼び出して、みんなで昼食を取りました。ただの仲良しか! 仲良きことは美しき哉。


 今夜の会場「Umeda Akaso」は、元「バナナホール」というライブハウスで、これまた老舗、大阪で有数の場所だそうです。さすが、大物のプロデュースするツアーでございます。出演は、小物ですが。

 空き時間に、近所の繁華街「阪急東通り」をぶらぶらしておりますと、休日ならでは、同窓会か何か、昼間から呑んでいたらしき集団が二次会へ向かっていると思われる光景に行き当たりました。一人が、「オレ帰るわ」と言うと、すかさず先頭を歩いていた人が「なんでやねん! まだ電車あるやろ」あの、まだ、昼の3時過ぎなんですけど。面白いなぁ、大阪って。真っ昼間から、街角でコントが繰り広げられておりまする。


 本日は、スペシャルゲストとして、元「大西ユカリと新世界」のアルトサックス奏者、ボス河内さんが駆けつけてくださいました。相変わらず、飄々としてダンディー! 昼間、神戸でお仕事があったそうで、急ぎ足で、まさに駆けつけてくださってすぐのリハーサルだったんですが、岩田さんの「この曲はね、キイはBm」というような、譜面もない指示だけで、うっとりするプレイを聴かせてくださるんですよ。スゴイ人だ!

 開演時間が迫り、昨日の悪夢もあって、客席の様子が怖くて伺えなかったのですが、あべさんは上機嫌で、「結構な入りやで」と笑顔です。

バレエのプリマドンナみたいな、スタイルの良い美人を楽屋へ連れてきて、「コレが、ワシの、今一番ホレとるオナゴや」。差し入れに、美味しいクロワッサンを下さった、その女性は、どなたかと思ったら、あべさんの奥様だそうです。どうして、こないな、けったいなオッサンに、あがいな美人がくっつくねん!

客席は閑散としておりましたが、アンコールしていただけたということは、お集まりのお客様には、ご満足いただけたのだと思いました。親戚でもないのに、お運び下さって、本当にありがとうございました。

 大阪への帰路、三列シートの車中でナオユキさんと隣になり、いろいろとお話ししました。私と年が近いので、屈折した新人類同士、趣味が合うんだなぁ、やっぱり。ナオユキさんも落語が大好きだそうで、特に好みなのが十代目金原亭馬生だというのは、実に屈折したツウでございます。同世代的に言うと、松田聖子さんでも河合奈保子さんでもなく、井上望さんが好き、という感じ? わかりにくいですね。レッド・ツェッペリンでもディープ・パープルでもなく、ユーライア・ヒープが好き……違うかな。仮面ライダー1号2号やV3ではなく、ライダーマンが好き? なんと申しますか、シブ好みなんですな。お笑いの手本は、マルクス兄弟だそうです。いつの生まれやねん? 

ナオユキさんの舞台はとても良い出来で、「今日はホンマにエエライブやったのに、お客さんが少なくて、もったいなかったですわ。見んかったら、損やと思うわ」と嘆いていました。あべさんが、「ま、今日はエエ勉強したと思って、明日、頑張ってや」と慰めてくださいました。明日は大阪、讀賣テレビ……じゃなくて「Umeda Akaso」です。ナオユキさんも一緒です。やったるでぇ、とばかり、またしても宿の近くで打ち上げをして、岩田さんは帰りに大阪王将でラーメンを食しておりました。炭水化物が好っきやなぁ。

 集客を心配しておりましたが、さすが、魂のふるさと大阪! 

関西方面の「ペーソス被害者の会」の皆様がお越し下さり、ナオユキさんも地元とあって、満席となりました。

ありがたや〜。ボス河内さんにも、ありがたや〜とお礼を申しあげます。


ボスさんに入っていただくのは3回目なのですが、毎回、甘い音色で酔わせてくださり、ペーソスを「音楽」にしてくださる力量に、驚かされます。そして、ナオユキさんにも感謝。Akasoでも、冴えわたっていました。楽屋で、「持ち時間をオーバーしてもエエですか?」とおっしゃっていた通り、ノリに乗ったステージで、とことん泥酔させてくださいました。普段、ダウナー系だと思われているペーソスですが、ナオユキさんのネタはペーソスを上回る酩酊を引き起こします。ペーソスが大麻だとしたら、ナオユキさんはコカイン、いや、阿片です……当節、この喩えは社会的に好ましくないですね。えーと、ペーソスがホッピー中お代わりして二杯程度だとしたら、ナオユキさんは焼酎のロックを駆けつけ三杯して、目隠ししてゆすぶられたぐらい、と申しましょうか。スゴいです、ナオユキさんは。ボスさんとナオユキさん、お二方とは、これからも、どしどしご一緒させていただきたいと願っております。


お礼ついでに、陰の功労賞として、3日間、ステージ上からペーソスの妖しい光を増幅してくれたミラーボールを表彰したいと思います。このミラーボールは、茶房ピエロさんの鉄骨の梁に下がっていた物を、福岡風太さんが気に入って、「借りてくで」と段ボール箱に詰めて、愛車フォードに乗って、磔磔、Akasoと付き合ってくれた助っ人です。おかげで、地味なステージが明るくなりました。今は、ピエロさんの梁に戻っていると思います。ありがとう、ミラーボール。また、逢いましょう!


 最後の打ち上げは、Akaso近くの居酒屋で開催されました。ナオユキさんが、「ペーソスさんが音楽で良かったですわ。お笑いやったら、オモロぉて、悔しくて、今夜寝られませんもん」と繰り返しおっしゃっていたのが印象的でした。そんなふうに、ライバルを想定して、切磋琢磨する心がけなのだなぁ。対するペーソスは、「ウケて良かったねぇ」と、張り合う気持ちが少しもないのがアカン。いや、そこが良い所なのかなぁ。


あべさんが、マネージャーgutsに、「もっともっと、新しい曲を作るようにせなあかん。今はその時期で、それを促すのが、お前の仕事や」と、真顔でご訓辞くださっていたのも、印象的でした。ここのところ新曲が出来ていなので、さすが、鋭いご指摘です。どんどん、新しいものを試していきたい。スゴイ人と出会って、高めていきたい。熟年だからって、こじんまりまとまっていられません。生涯、一挑戦者です。がんばろう!

 この日は、さすがに疲れたらしく、ペーソスの二人は、打ち上げだけで宿へ帰って、寝てしまったようです。

私は、お友達を連れてきてくれた大学時代の親友Tと、ちょいと呑みました。大阪のユニバーサルスタジオで、広報を担当している男です。ここ数年、ペーソス活動で大阪へ行ったときにしか会わないけれど、損得の関係ないところで知り合った友達は、会うとすぐに、出会ったときと同じ気持ちに戻れて、嬉しいものです。T曰く「早く、もっと有名になってくれよ。オレ、スマイリー井原の親友だって、自慢するからさ」。エエもんです、こういう友達って。


 というワケで、コテコテの三日間、楽しい関西ツアーでございました。ご来場くださいました皆様、ホンマ、おおきに! あべのぼるさん、福岡風太さんをはじめとするスタッフの皆さん、お疲れさまでした!

 皆様のご期待に添えるよう、さらに精進してまいります……

ほら、ペーソスの二人も、たまには猫背を伸ばして、がんばりましょう!

演奏曲


第1部

1)モツ焼小唄

2)弱った犬

3)揺れる二の腕よ

4)疲れる数え歌

5)男どうし

6)独り



ナオユキさん on ステージ



第2部

0)ブルース・セッション ※ボス河内さん

1)ソウルブラジャー〜甘えたい ※

2)空飛ぶ領収書

3)女の一夜干し

4)ヘーケイ物語

5)女へん ※

6)涙腺歌 ※

7)女々しい男の子守歌 ※

8)椋鳥哀歌 ※

9)霧雨の北沢緑道 ※ナオユキさんも参加

アンコール

11)イッテコイ節

12)血サラサラ