第334回 2011 6/07

いろいろあって混乱しております

先週、突然の訃報がもたらされました。

大西ユカリと新世界のオルガン奏者だった伊達男、近年はソロで意欲的に活動していたマンボ松本さんが、ツアー中に急逝されたとのこと。信じられない。

以前、新橋ZZで、リハーサルもなく飛び入りで出演してくれたことが、思い出されます。

 

大阪でも、何度か、一緒にやらせて頂きました。新世界の中で、一番最初に、「ペーソス、オモロイね!」って声かけてくれたのは、マンボちゃんだった。陽気なハンサム。人柄通りの優しいサウンド。あまりにも惜しい。マンボよ、なぜ死んだ。まだ、40歳を過ぎたばかりじゃないか。先に逝くべき者たちが、たくさんいるというのに。


気持ちが沈む中、6/5(日)は、これまで多大なお世話をして頂いている金沢・片町のミュージックバー「ジェラスガイ」創業20周年ライブに出演致しました。前回、15周年ライブにも出させて頂いたので、2回連続アニバーサリー参加でございます。盟友ナオユキさんも大阪から駆けつけて、ペーソスと並びの出番で演芸タイムを務めました。金沢は、ペーソスにとって東京、大阪と共に、三大故郷の一つでございますから、ウケましたがね。今や、ホームゲームでございます。ジェラスガイの番頭・中井さんに「やっぱりウケるねぇ、来て貰って良かった」とお墨付きを頂きました。


楽屋へ帰ると、THE SONSで参加の、元ツイスト/ハウンドドッグのベーシスト・鮫島秀樹さんが、「やっぱりアンタらオモロイわぁ」と声を掛けてくださいました。15周年ライブの時にもご一緒させて頂いて、「オモロイなぁ」と言ってくださったのですが、今回も、再びの高評価です。脇で会話を聞いていたナオユキさんが、「鮫島さんですやん。オレなんか、緊張して、ようしゃべられへんわ」と、私と同世代ならではの感想を述べていました。ツイストの鮫ちゃんと言えば、ハンサムで、クールで、正確なプレイで、私らのあこがれの人でしたもの。そしたら、後で、島本さんが、「あの鮫島さんって人、有名なの?」と、アホな質問をしてくるのでございます。「知らないのか!」と、声を荒げる気力は、最早、私には、ございませんのです。「ツイスト、知ってるでしょ?」と優しく言うと、「うん。世良公則」という返事。「ハウンドドッグ、聴いたことあるでよ?」と聞くと、「うん。名前は知ってる」という答え。こういう人に、何を言っても仕方がないのだなぁ。


今回のライブで、私が最も楽しみにしていたのは、ロックの生きる伝説、「外道」さんのステージです。外道「さん」って! いや、外道さん、と言うよりも、外道「様」です。カッチョエェ! ゲゲゲゲ外道〜♪ 今や、オリジナルメンバーは、ボーカル&ギターの加納秀人さんだけですが、ドラムスそうる透さん、ベース松本慎二さんという強力なリズム隊に支えられて、すげぇカッコエェ! ブッ飛びました。やられました。外道〜! 名曲『香り』を生で聴けただけで、金沢まで行った甲斐があった! ほとんどお客モードだす。島本さん曰く、「歴代の中で、今が一番カッコイイかもね」。ツイスト、ハウンドドッグ知らないくせに、外道を知っているとは、わからん。このおやぢ、ワケがわからん。


今週は活動予定がございませんが、来週は、2連チャンです。6/15(水)新橋ZZ、6/16(木)横浜FRIDAYです。ぜひ、お運び下さい!


新橋ZZのステージで、きっと、マンボ松本の姿を思い出してしまうんだろうと予感しています。京都から、大きなキーボードを背中にしょってきて、飄々とプレイしてくれたマンボちゃん。まだ、信じられないのです。ホンマに死んでしまったのか、マンボ松本。

なんで死んだ。マンボ松本よ、なぜ君が、こんなに早く、逝ってしまったのか。追悼の言葉が、出てきませんので、怒ります。怒りをぶちまけます。

マンボ松本、死んだら、アカンやろ。なに死んどんねん、 どアホ。

本当に、もう二度と、逢えないのか。

YouTubeペーソスch