春一番コンサートの顔、浪速の名プロデューサー、阿部登さんが、11月28日に逝去されました。

忘れもしない2003年の2月11日、ペーソスが初めて踏んだ大きなステージ、新宿の「クラブ・ハイツ」での大西ユカリと新世界さん公演の前座を務めさせて頂いたときから、阿部さんには、大いに可愛がって頂いてまいりました。緊張して努めた前座の大役を終えると、人なつっこい笑顔の阿部さんが近づいてきて、「アンタら、オモロイな! 毎年5月に春一番っちゅうのやっとるから、よかったら出てくれんか」と誘ってくださったことが、ペーソスの世界を大きく広げるきっかけとなったのです。

311回

2010/12/6

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ペーソスミニアルバム『イッテコイショー』 

ライブ会場のみで引き続き手売り中!!


ブログ-ペーソス速報-

移動中や楽屋裏のおやぢ達をスマイリー井原がリアルタイムでレポート!

それ以降、しばしばお世話になり、昨年の11月には、盟友である福岡風太さんと共に、関西名門ライブハウスツアー(「なる週号外」をご参照ください)を手がけて頂きました。さんざんお世話になったのに、生前は、何のご恩返しも出来ませんでした。少しは、カッコイイところを見て頂きたかった。「ペーソス、向かうところ客無しやで!」と不入りを笑い飛ばして下さった阿部さん。会場がお客様で波打って、阿部さんに、最高の笑顔で「スゴイやないか、ペーソス!」と褒めて頂けるよう、頑張らなければ。阿部登さん、見ていて下さい! まだ、「ありがとうございました」なんて、言えません。名プロデューサーが見込んで下さった通りの活躍が出来たときこそ、そう言わせて頂きたいと思います。とりあえず、今は、安らかに。


12月3日(金)は、新橋ZZに久しぶりの出演でございました。だるま食堂さんとご一緒させて頂くのも久しぶりです。だるまVS.舐達磨、だるま繋がりで、もう何度もご一緒させて頂いておりますが、先方は芸歴20年余のベテラン、こちらはその1/3程度の駆け出しでございます。年齢は、勝っていますが。だるまのお姉さん方の豊かな胸をお借りして、張り切って努めます!


演奏曲

1)イッテコイ節

2)女の一夜干し

3)腰

4)疲れる数え歌

5)ヘーケイ物語

6)ミイラ取りの歌

7)無職の女

8)マグロは泳ぎ続けてる馬は立って眠ってる

9)霧雨の北沢緑道

アンコール

10)涙腺歌


トップバッターだったこともあり、会場は、またしても空席がちらほら。明確にペーソスを目指してきて下さったと思われるのは、ご常連の美女3名様と紳士2名様。これでは阿部さんに「アンタらホンマに、向かうところ客無しやなぁ」と笑われてしまいます。集客努力をしなければ。当たり前のことなのに、ちっともしてこなかったことを大いに反省しております。やったるで!

写真の手前右が、阿部登さんです。左奧は、福岡風太さん。昨年の関西ツアーのときのスナップです。阿部さんの笑顔、忘れません。時に笑わせながら、ある時は茶化しながら、かけて下さった励ましの言葉、忘れません。阿部さんに、「ありがとうございました」と言えるように、ペーソスは頑張っていきます。どうか、見守っていて下さい!