後半、リズさんは、ほとんど年の変わらない子供役の方々（長男役はデニス・ホッパーさん当時19歳、次女役キャロル・ベイカーさん当時24歳）と相対して、落ち着きのあるお母さんっぷり。ロック・ハドソンさんは、堂々たる一家の大黒柱、頑固親父っぷり。ジェームズ・ディーンさんは、脂ぎった成金おやぢっぷり。見事！　卓抜した演技力に感心いたしました。子供の頃、大人って、こうした深みがあるモンだと思っておりましたが、自分がおやぢになってみると、なんと薄っぺらいことか……猛省せねばなりますまい。これを悟っただけでも、有意義な引きこもりであった……そうか、まず、引きこもりを止めなきゃいかんのか!?　

さて、そんな薄っぺらなおやぢたちの、いー加減さ満載、深みはないけど哀愁はたっぷりの本『血糖値が高いから』（バジリコ）ですが、皆様のお手元に届きましたでしょうか？　ご感想など、ぜひ、ＢＢＳへお寄せ下さい。一言で、結構です。辛辣なご意見も有り難く頂戴いたします。お声を掛けて頂けるだけで、励みになりますので。よろしくお願い申し上げます！


今週末は、３日連続の出番です。19日は、写真家の田宮史郎さん個展のオープニングパーティーで余興出演いたします。下北沢のラカメラでござます。

20日は、北沢タウンホール12Ｆスカイサロンでリサイタルです。

21日は、KOMPALでの定期ライブです。３日とも、本拠地・下北沢で固め打ち！　ぜひ、お運び下さい！

それでは、今週も、爽やかな秋風の中、深みを増して行きましょう！

雷風が秋めいてまいりました。陽射しは相変わらず強いですが、風が爽やかです。ま、引きこもりの私には、関係ないこってすがね。ペーソス活動がなかったので、休みの間「パソコンテレビGyaO」で、名作映画を見まくっておりました。『2001年宇宙の旅』『エクソシスト』『座頭市物語』『俺たちに明日はない』『ダーティーハリー』……『ＧＩＡＮＴ』が、特に素晴らしかったですねぇ。ジェームズ・ディーンさんの遺作でございます。主演は、ロック・ハドソンさんと、エリザベス・テイラーさん。テキサスの牧場を舞台にした、四半世紀を描く３時間２０分超の大作です。撮影時、ロック・ハドソン28歳、リズ・テイラー23歳、ジェームズ・ディーン24歳だったそうですが、年を重ねていく様子が、実にリアルなんですよ。