8/21(土)下北沢BarKOMPAL
定期ミニライブ・レポート
 前日に岩田さんより、「練習してから会場入りするので、18:00に高田馬場のいつものスタジオに集合」という連絡があったので、行ってみるとペーソス二人とも来ておらず。岩田さんに電話すると、「ごめんごめん、遅れます」とのこと。仕方がないので、喫茶店でアイスコーヒー飲みながら、織田作之助を読んで待つ。その間、島本さんからTELがあったようだけど、気づかず。

 19:00に再びスタジオへ行くと、島本さんだけ来ていて、一人アカペラで、マイク片手に悶えながら歌っていた。岩田さんは、それから10分くらい遅れて登場。島本さん作詞の新曲を、岩田さんがギターで仕上げる。今晩、さっそく披露したいという。そんないきなりで、大丈夫かな。

 島本さんが新曲の間奏で吹くためのブルースハープ(ハーモニカ)を買ってきていた。ブルースハープは曲のキイごとに一つずつ別のものが必要で、とりあえず5種類くらい買ってあったのだけど、最初、新曲に良いと思われたキイには、手持ちのハーモニカが合わず。結局、ハーモニカ優先で曲のキイを決める。そんなテキトーで、いいのかな。

 新曲は、いつも通り30分ほどで完成。その後、一通り段取りをおさらいして、下北沢へ向かう。銀玉親方こと山崎一夫さんと漫画家の西原理恵子さん御一行、総勢5名様がお見えになるとのことで、「席が足りるかなぁ」と島本さん。せっかく誘ったのに、立ち見じゃ申し訳ないと心配していたが、お店に着くと、何のことはない、既にご到着の山崎さん西原さん御一行のほかには、女性2名様だけ。「あ、これだけ」とポツリとつぶやく舐達磨親方。満席当たり前と、天狗になっちゃってたのかな。

 ほどなくして、店の御常連の方々もいらっしゃって、無事にほぼ満席となったところで開幕!……と言っても、幕はありません。ペーソスの二人は店の最奥、私はカウンターの中に立ってのパフォーマンス。ゴールデンウイークに演った京都のバアでは、島本さんは冷蔵庫の前、岩田さんはガスレンジの脇、私はトイレの前でした。こういうの、慣れてますし。っていうか、これぞペーソスですし。「かつて横浜長者町のとある店からクレイジーケンバンドの伝説が始まったように、今まさに下北沢のバアKOMPALから、新たな伝説が始まろうとしております」と申し上げたら、一番笑っていたのはお店のママでした。いや、本当に伝説作りますし。……たぶん。

 できたてほやほやの新曲『涙腺歌』を、終盤で披露。五十代、男の更年期を歌うシリアスな歌詞から一転、間奏で狂ったように吹き舐めまくる島本さんのハーモニカが、すごい! こりゃ、名曲ですよ! 私もナゼか、コーラスで参加しております。ぜひ、ライブを聴きに来てください。しばらくは、必ず演奏すると思いますので。

今回の演奏曲
@甘えたい
A独り
Bああ連帯保証人
C女へん
D恋人生
E涙腺歌
F霧雨の北沢緑道
 アンコール
FSEXと嘘と写真
2004/08/23
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