©2005pathos-records
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第626回「悲しいだけ」2017 01.23発行
ペーソスにとって最大の後援者だった加藤克明さんが、1月18日に急逝なさいました。あらゆる面で加藤さんに依存していて、実際上、困ることはたくさんあるのですが、そんなことよりも、今は、ただ悲しいだけです。
1/21(土)は、浅草「東洋館」ボーイズバラエティ協会寄席の出演日。この日の午前中に、加藤さんの告別式がありました。島本と私と、棺を霊柩車まで運ぶ役目を、ご子息や弟さんたち、加藤さんと50年以上の親友の中川さんと共に、務めさせていただきました。、火葬場まで行きたかったのですが、後に出番が控えていましたので、断念。浅草へ向かいました。
浅草「東洋館」は、ボーイズバラエティ協会の2017年初席で、しかも初日です。私どもの出番は深めのところだったのですが、ストレート松浦さんに替わって頂いて、繰り上げ出演。数日前に、しりあがり寿先生から「さるハゲロックフェスティバル」に欠員が出たので代演してほしいとの要請があり、移動時間がギリギリだったので、助かりました。
新宿ロフト「さるハゲロックフェスティバル」は、しりあがり寿先生主催の、何でもアリなイベントです。「ロックフェスティバル」と銘打っていますが、ロックだけでなく様々なパフォーマンスが繰り広げられる、おもちゃ箱みたいな雰囲気。私どもは、メインステージの実質的なオープニングアクトを務めさせていただきました。この場に加藤さんを誘ったら、きっと喜んでくださっただろうなぁ、と思いました。
「ペーソスと出会って良かったって思うのは、七十になっても初体験が次々に出来るっ
てことだね。行ったこともない繁華街、聞いたこともなかった共演者の音楽やお笑い、
ペーソスを追いかけていくだけで、次々に出会えるから」
かつて、加藤さんは、そうおっしゃっていました。
「ペーソスが売れて、もっと活動の場を増やして欲しい。そうしたら、全国各地を付いて
回ろうと思ってんの。それが、夢」
こうも、おっしゃっていました。
これからもずっと、行動を共にしていけるものだと、思っていました。
今は、ただ、悲しいだけです。
第460回「北海道ツアー大成功!」2013 11.18発行(通信backnumberより)
ペーソス5曲入りミニアルバム『赤と白』
スマイリー井原 @iharatc50 Facebook
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