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第593回「小林亜星プロデュース」2016 06.06発行


  積水ハウス〜♪ 企業名に「〜♪」を付け加えただけで、貴方の頭の中には、特定のメロディーが流れるはず。それは小林亜星作品です。CMソングに名作多数、しかも、長期にわたって使われているものも多いので、そうとは知らずにいても、亜星作品に触れて事の無い人は、まず居りますまい。大作曲家です。そんな巨匠が、なぜか「私はペーソスのファンです」と仰います。

 西荻窪「小料理HANA」女将を介して、何度もライブに来て下さり、そのたびに、そう仰るのです。社交辞令ってヤツだろう、と思っておりました。ところが、「銀座の行きつけの店でライブを企画したい」というご意向であることをHANA女将によって知らされました。曰く「私が今、一番好きな音楽を、みんなに紹介したい」本気か、大作曲家?

 ということで、6/3(金)21:00から、銀座のバー「魔里」さんで、小林亜星プロデュースのライブを実施いたしました。「魔里」さんは、創業55年目の老舗で、いわゆる「文壇バー」です。これまでに、数々の著名人に愛されてきたお店です。さぞや敷居が高いだろう、と思いましたが、ママは恐ろしい「魔女」ではなくて、キュートな女性です。「開店以来、ライブをやるなんて初めて」と仰います。記念すべき初ライブが我々で、良いのかなぁ? 

 20:30に揃ってお店へ伺うと、既に満席のお客様。お店には、この日のために作って下さったポスターが貼ってあります。皆様の前でいそいそ準備して、いざ開演、それに先立って亜星さんの御挨拶を頂戴しました。「私が今、一番好きなバンド」と仰います。ハードル高すぎるぜ! でも、緊張して上ずったりしないのが、ペーソスの良いところ。上ずりようもありませんよ。いつも上ずっているようなものですし。

 結果して、ライブは大成功でした。お客様から、「素晴らしかった」「面白かった」「亜星さんが好きだって仰るのがわかった」というご感想を頂戴しました。築地の老舗料亭三代目は、「CD3枚、持っています。実は、前からファンです」と仰います。良かった、ホッ。

亜星さんがポスターに寄せて下さった言葉をご紹介しておきます。


  暗い路地裏で

  一人立ちションをする爽快感!

  下手だから寂しい

  寂しいから胸を打つ

  日本の今




     画像:スマイリー井原Twitterより
 大作曲家は「こんなこと勝手に書いて、怒られるんじゃないかと思ったんだけど」と仰いますが、さすが、わかっていらっしゃる! 終演後、そのままお店でご一緒させて頂いて、様々、ご教示いただきました。ご本人は教えを垂れているつもりはないと思いますが、これほどの巨匠だと、仰ること、いちいち勉強になりまする。でも、大先生扱いをすると、頭を垂れ「私は、そんな大したもんじゃない。それに比べて、島本さんは天才だね」などと仰います。さすがの島本慶も、引きつっておりました。夢心地〜♪

 ということで、ママも大変気に入って下さり、亜星さんも「今回だけじゃなくて、これからも頼むよ」とお口添え下さったので、また出演させて頂けるかもしれません。楽しみだ〜♪

 その前に、もう一軒の小林亜星プロデュースライブがございます。
8/10(水)「桃宵」さんです。こちらの若き美人ママは、「魔里」さんから独立してお店を持ったとのこと。並木通りを挟んで、「魔里」さんの向かいのビルにあります。バーではなく、クラブです。張り切って務めます!

 さて、今週のライブ告知をいたします。
6/10(金)は、「新橋ZZ」でギャートンズさん、8CCさんと共演いたします。
ぜひお出かけください。

 夢心地、継続中。カラオケで、亜星作品歌い尽くしたい気分です。まずはハニー・ナイツさんの『振り向かないで』から。エメロンシャンプーのCMソングだった曲です。次に、ダ・カーポさんの『野に咲く花のように』ドラマ「裸の大将放浪記」挿入歌です。アニソンも、名作多数なんですよねぇ。定番『科学忍者隊ガッチャマン』、ややマイナー作だけど『ゴワッパー5ゴーダム』の主題歌が名曲なんですよ。これほどの大家が、何でペーソスのファンなんだろう? 未だ、得心できず。

スマイリー井原 @iharatc50  Facebook   
ペーソスNews @PathosNews

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