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第555回「ファイズ」2015 09.14発行

今回はゾロ目の第555回です。「555」と書いて「ファイズ」と読むようなら、アナタは仮面ライダー通。「大当たり」と思うなら、パチスロ好き？　タイマーICを連想するなら、電子工学の人。私は、断然「仮面ライダー」でござる。どーでもイイ話ですいません。

　９／８(火)は、初の裏原宿進出！　「チェンカフェ」というお店で単独ライブでした。おっしゃれぇな雑貨店の二階で、昼間は「風男塾」というアイドルユニットの根城だそうです。男装女子好きの女子(ややこしい)が集うお店らしい。実に、ペーソスと対極にある感じです。裏原宿なんて、行ったことなかったですもん、オジサンたちは。お客様も、そう仰いまして、場所がわからず迷う方々が続出！　島本さんが店頭に立って誘導いたしましたが、一階のお店にはご迷惑だったかなぁ。ヘンなオッサンが突っ立ってて、道行く若者たちに不信感を抱かせたのではないかと懸念いたしました。
　どうしてこんなことになったのか！　それはすべて、ライターにして俳優でありイベントプロデューサーでもある山中伊知郎さんのせいです。「せい」と言ってはイケマセン。「おかげ」です。集客を懸念しておりましたが、良い感じに入って頂きまして、一安心。初めてのお客様もいらっしゃいました。やっぱり、オジサンですけれども。山中さん曰く「ペーソスと裏原宿、ミスマッチが面白いと思ったけど、やってみたらいつものライブと同じですね」そりゃ、そうですよ。ショッピング途中の娘さんたちが、「あ、ペーソスだ！　観よう」と入って来る、ワケがない。そうなったら、嬉しいんですけど。あ、オジサン大歓迎ですよ。その上、若い人たちも来て下さるようになりたい、ということです。頑張ります！
　裏原宿って、初めてだったんですが、住宅街の中、通りに面したところだけお店なんですね。だから、どこも早仕舞いです。夜になると、家々、部屋部屋へ、住まっている人たちが帰宅なさる。山中さんが「９時までに終わってもらわないと、近隣に警察呼ばれることがありますんで」なんて言っていて、我々はそんなに大きな音を出すわけじゃないし、最近は末井さんがピアニシモを覚えましたので、大丈夫だろうとタカをくくっておったんですが、本当に、９時にお巡りさんが来ました。その時点でライブは終了しており、ステージの片付けも済んでいたので叱られませんでしたが、調子に乗ってやっていたら、マズかった。次から十分に配慮しよう、と思ったら、「チェンカフェ」さんは１年間限定のお店で、今月末に閉めるとのこと。せっかく、おっしゃれぇな場所を確保したと思ったのに、残念。でも、店長さん(若い美人)に気に入って頂けたようで、「次は渋谷で店を出すので、そちらでぜひ」と言われました。本気にしましたので、宜しくお願いします！

　９／11(金)〜12(土)、岩手県の大船渡で２公演してまいりました。その話は、来月の「ペーソス新聞」にバッチリ書きます。ともかく、現地でお世話になった「ホテル丸森」及川社長と、企画して下さった藤崎さんに感謝の意を表しておかなければなりません。津波によって町ごと消えてしまった大船渡に逸早く夜の明かりを灯もした復興の象徴「屋台村」のステージと、東北唯一の屋形船「潮騒」ディナーショー、二件とも、及川社長と藤崎さんと、ご尽力いただきました。ありがとうございました！

　今週末、９／18(金)は、おなじみ「新橋ZZ」です。「東京やさぐれ女」さん、「夜の蝶」さんと共演いたします。名前からして、何かアヤシイ感じになることが期待されますので、宜しくお運びください！
次号アップ予定日の９／21(月)は、昼は東洋館「ボーイズバラエティ協会」寄席、夜は西荻窪「小料理HANA」単独ライブです。新曲発表予定日です。今回で、新生ペーソス50曲目なので、ご期待ください！

　大船渡公演でお世話になった藤崎さんは、肩書が何なのかわからないくらい、全国各地で活躍している人です。経営コンサルタント、なのかな？　沖縄の話をすれば「那覇で、沖縄産の食材を使ったパエリアを仕掛けてて」ってな話になるし、北海道の話になると「鹿肉で新事業を進めている」って言うし、大船渡の屋台村を企画したのも、屋形船を調達して営業にこぎつけたのも、この人、藤崎さんの八面六臂の大活躍によるものなのです。そのうえ、ペーソスまで扱おうというのだから、スゴイ人。私と同い年です。私は、ただのアホウの一味です。あぁ、自己嫌悪。少しは社会の役に立つ人間になれるよう、努力いたします。仮面ライダーとか、言ってる場合じゃない！

芸人ネタ図鑑 東洋館スペシャル寄席vol.15 ペーソス出演分 たっぷり20分！