©2005pathos-records
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第523回「ボーイズ芸の歴史に生で触れた」2015 02.02発行
早くも2015年の一月が過ぎました。ライブ回数7回の、なかなか充実した滑り出し。
月のおしまいに、大きな舞台も経験できましたし。今年は、良い年になりそうです。
1/30(金)は、新宿「カールモール」二度目の出演でした。
お店の専属ピアニストを務めるセンチメンタル岡田さんのプロデュースで、題して「ペーソスを慕う若者たち」。慕われていたのか、我々。知りませんでした。
プロデューサーの岡田さんが、自らのステージで末井さんのために作った歌を披露して下さいました。慕われているのは、ペーソスというよりも、末井さんだったのでした。なるほど。
1/31(土)は、新宿「末廣亭」で行われた「第40回ボーイズバラエティ大会」に出演いたしました。
昨年は夜の部のみの出演でしたが、今回は昼夜二度の出番でござる。お客様の前に立っている時間よりも、楽屋にいる時間のほうが、ずっと長いワケですが、ぜんぜん退屈しません。師匠たちのお話は、舞台裏でも面白いのです。含蓄あるお話あり、冗談あり、コントのようなやり取りあり。ずっと舞台を観ているような面白さでございます。今やボーイズ界の神様というべき灘康次先生が楽屋入りなさって、でんと鎮座なさっているだけで、楽屋が華やぎます。ピリピリした空気になるのかと思ったら、さにあらず。御年85歳(もうすぐ86歳)お元気な先生の姿を見て、みんなが嬉しそう。我々も生き神様にあやかりたいと思って、一緒に写真を撮っていただいたところ、それをきっかけに撮影会の様相を呈しました。重鎮のアンクルベイビーさんまで、灘先生に記念写真を申し込んで、大川ひろし師匠曰く「今、撮っとこないと、もう先がないからな。アッハッハ」灘先生は余裕のVサインでした。
楽屋に、二十年前の雑誌記事コピーがありました。事務局に資料として保存されているもので、事務局長の紅じゅんこお姉さんが「みんなに見せたくて」と持ってきてくださったもの。チャーリーカンパニー日高てん師匠がご覧になっていたので、一緒に拝見しました。ボーイズ芸特集のグラフ誌で、表紙は坊屋三郎・灘康次ツーショット。素敵! てん師匠「懐かしいネ。お、アイドル・フォーだ。歌が上手いグループだった」脇から、元アイドル・フォーの現アンクルベイビー大川師匠も覗いていらっしゃったので、私は『天才バカボン』の主題歌が好きだったこと(最初のアニメ化の時の主題歌がアイドル・フォー)を申し上げたところ、大川師匠「オレが入ったのは、その後なんだよ」と解説して下さいました。
その後、協会副会長のバラクーダ岡本圭司師匠も記事をご覧になって、坊屋三郎インタビュー記事の写真に写っていたパジェロを指して、「これ、乗せられそうになったなぁ」とおっしゃいます。じゅんこお姉さんが、「坊屋先生、車の運転が下手でしたもんねぇ」と参加。写真のパジェロは後姿だけしか写っていないのですが、実はボコボコに凹んでいたそうです。岡本師匠「坊屋先生に、『岡本くん、乗ってけよ』って言われたけど、断ったよ。怖いもん」と笑っていらっしゃいました。イイ話。
さて、2月の出番予定を整理しておきます。
2/2(月)下北沢「ラ・カメラ」アラーキー先生定期展の余興
2/13(金)新橋「ZZ」雨本ふみさん、ダイナマイトナオキさんと共演
2/16(月)西荻窪「小料理HANA」単独
2/27(金)西荻窪「みちのくらさん」単独
短い二月、週一回の出番しかなくて、ちょっと物足りないですが、その分、大切に努めたいと思います。
ぜひ、お出かけください!
2/11(水)ポリスターから発売予定の「天国までの百リットル」というコンピレーションアルバムに、大物シンガー・グループと混ざって、ペーソスも『焼酎のお湯割りをもう一杯』で参加しております。全18曲入りで2,138円(税込)のお得な価格! 『焼酎のお湯割りをもう一杯』は、新録のここだけバージョンです。ぜひ、お求めください!
2月中旬、遅くとも下旬までには、『ばんえい讃歌』CDも発売できると思います。
こちらはライブ会場で販売いたしますので、宜しくお願いします!
ボーイズ芸の歴史に生で触れて、我々もその最下流に連なっていることを、改めて自覚いたしました。偉大なる諸先輩の功績に傷をつけることなく、精進しなければなりません。やったるでぇ!
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