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第498回「ジュリーとヤマダンと山田とツボ」2014 08.11発行


ここんところ、ザ・タイガース関連の本を読んでおりました。
GSは黎明期のロックバンドとして再評価されて良いのではないか、と思っております。もう、再評価されているのかな? 私が知らないだけかもしれませんが。沢田研二さんについて、関係者がそろって、謙虚で寡黙、硬派な男と証言しているのが意外です。中性的でナルシスティックな印象とは正反対の、男らしい人だそうです。さすがジュリー、見た目だけでなく、中身もカッコいいのだ! 

8/8(金)は末広がり、千歳烏山「Music Bar TUBO」に初登場いたしました。
残念ながら集客の成果上がらず、広い店内が涼しい感じになってしまいましたが、パフォーマンスは良かったと思います。特に、末井さんのサックスが出色でした。音が良いと、ノるんです。もったいなかったなぁ。もっと、たくさんのお客様に聴いて頂きたかった。
こちらのお店に出させていただくことになったきっかけは、3/31(月)浅草演芸ホールでの「東京ボーイズ結成50周年&東京太・ゆめ子結成20周年」特別興行に出して頂いたことです。「TUBO」店主御夫妻がご来場で、終演後、我々がホッピー通りでちょっと呑んでいたら、近くにいらっしゃったんですよ。で、「出てくれませんか」ってなお話がまとまって、今回の初登場になったのでした。時間があったのに、集客ままならず、大変申し訳なく思っております。
「TUBO」さんは、東京ボーイズさんのお弟子さん、ヤマダンさんの行きつけの店であることも、お話を頂いた直後に判明いたしました。ヤマダンさんのお姉さんはシンガーで、こちらのお店でライブをなさっているそうです。当のヤマダンさんも、ネタの勉強会をしているとか。 そういう事情もあり、ヤマダンさんも駆けつけてくれました。面白いヤツです。素が、面白い。芸人に大切な、「フラ」がある。フラというのは、持って生まれた面白味のことです。まず、見た目が面白い。お寺の小坊主ふう。ロイドメガネが面白い。師匠の仲八郎先生のアドバイスによって、ごく普通のメガネをやめて買い換えたそうです。さすが、ナカハチ先生。寄席出演は、まだ師匠からのお許しが出ず、かなっておりませんが、そのうち、東洋館にお目見えする日が来ると思います。皆様、ヤマダンの名前を覚えておいてくださいませ。

さて、今週はライブがございません。お盆ですし休業、でもなくて、そろそろ今月の新曲を仕上げなければならない時期ですから、頑張ります、島本慶が。
直近のライブは、8/18(月)西荻窪「小料理HANA」単独となります。新曲発表予定です。
ぜひ、お出かけください。

そうそう、今週末の8/16(土)から、渋谷「ユーロスペース」で、ペーソスの盟友、山田勇男監督の久々の劇場映画「シュトルム・ウント・ドランクッ」が公開されます。二週間、29日(金)までですので、ぜひ、お運びください。ペーソス1stアルバム「甘えたい」ジャケット写真の美女、藤野羽衣子さんが妖艶なる肢体を披露しております。男性諸氏、必見です。残念ながら、私どもは、出ていませんが。山田監督に不満を言ったら、「出たかったの? ゴメンね。でもさぁ、俺にはキャスティング権ないのよ。撮っただけ」と言い訳されました。嘘つけ! 次回作は出してもらえるよう、我々もタレントバリューを上げなければ!

GSは、ヒット曲のシングル盤だけ辿っていると、真価がわからないと思います。「アイドル歌謡でしょ?」という理解になってしまう。ライブ音源を聴くと、当時の世界的最先端に伍していけたロックバンドだったことがわかります。タイガースは、サリー岸部一徳さんのベースが出色!
同時代に、ライブ観たかったなぁ。
散漫な話題のつぎはぎになりまして、すいません。
末井さんの「自殺」を再読して、エッセイ文章の勉強をします!


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