©2005pathos-records
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第404回「秋は名のみの蒸し暑さよ」2012 10.8発行
部屋から見える柿の木の実が、熟し始めました。
メジロがやってきて、啄んでおります。あぁ秋だなぁ、と思うのですが、気温は相変わらず高めで、調子が狂います。今年もまた、秋らしくならないうちに、ある日突然、冬になるのだろうか。風情がないなぁ。秋を楽しみたいのに。
ということで、10月一週目が過ぎ去りました。活動を報告いたします。
10/1(月)は、アラーキー先生定期展でした。
9月の新曲『愛の嵐』をお披露目したのですが、今年初のダメ出しを頂戴してしまいました。
ずうっと、褒められ続けていたのに。ま、自覚は、あるのですが。もっと明確に、メリハリを付けなければ、曲想が生きないということは、わかっております。早急に改善しなければ。
10/6(土)は、初めてのお店、代々木上原東口の高架脇にあるフレンチ「Le Depart」さんで単独ライブでした。お店のマスターもギタリストとのことで、高級なアコギ用アンプを用意して下さり、音はバッチリ! リハ中に、ご主人が仕込みをしながら聴いていらして、「こんなちゃんとした音楽性のバンドだっけ? 昔は、アンチ・ミュージックだったよね」と笑っておられました。いや、別に、以前からちゃんと音楽をやっているつもりだったんですけど。「ペーソスって、音楽をぶっ壊すバンドだと思っていた」ですと。成長した、ということなのか、それとも、大切な魅力を失った、ということなのか。
ちょっと考え所の御意見でした。
客席は、ほぼ満員で、素敵なお料理を召し上がりながらのディナー・ショー形式でしたが、不思議と違和感がないのは、ご主人の、気取り無いお人柄のためだと思いました。私どもも普段通り、フレンチを意識することなくやれて、女性の多いライブでしたが、楽しんで頂けたと自負しております。ありがとうございました!
出番前に、末井さんが、「今日は、ボクの姪っ子が来るんですよ。二十歳の女子大生で、お年頃だから、エッチなトークはやめてね」と私に囁きました。普段、エッチなトークをしているつもりは無いんですけど。そうだとしたら、それは、歌がそういうものだからで、島本さんに言って頂きたい! ま、そうなると曲が選べなくなり、ライブが成立しませんが。で、スタートして1曲目、『無職の女』だったので、木嶋佳苗容疑者の話をしたワケです。最近、同時期に発生した島根の事件も公判開始されましたが、ほとんど話題にならない。木嶋容疑者のキャラクター性が高く、世間の関心を引くものであった証左であろう、と。何しろ、「私は女性としての機能が高い」などと、被告人席からすまして語るんですから、と言ってふと末井さんを見たら、怒った顔をしとるワケです。控えめにしたのにぃ。「性の奥義を究めたい」とか、もっと露骨なフレーズがあるところから、ソフトなのをチョイスしたつもりだったのにぃ。姪御さんは、くすっと、お上品にお笑いになってますよ。ほら、大丈夫です、と目で合図しましたが、末井さんは、ずっと私を睨んでおりました。どないせぇっちゅうねん!
第402回でちらっとご報告した、堅めの雑誌から取材依頼が来た件、ライターさんがお見えになり、終演後、インタビューを受けました。先月の新橋ZZにも来てくださっていて、その時点で既に取材対象にしようと考えていらっしゃったようです。インタビューまでたどり着きましたから、ボツになることはなかろう、と思いますが、まだ誌名などは内緒にしておきます。早く解禁したい!
今週はライブがないので、10月の新曲を仕上げるリハーサルを入念にやっていこうと思っております。9月の新曲『愛の嵐』にも、磨きをかけなければ! 次回のライブは、19日(金)の西荻窪「小料理HANA」です。ぜひお運び下さい!
10/27(土)ラ・カーニャでの末井さん脱職記念ライブに向けて、本人、張り切っております。ソロで吹くコーナーを設けたい、とか、ゲストを呼んでトークしようかな、とか、あれこれ思案中です。リクエストなどあれば、お早めにBBSへお知らせ下さい。直前だと、出来ないかも知れませんので。
秋らしくならないかなぁ。今週は、秋になって欲しい。汗ばみながらサンマを食べるのは、どうも、しっくりきません。せめて気持ちだけでも、天高く爽やかに行きたいと思います!
★ペーソスの自主製作4タイトル配信開始!